妊活『失敗』談

妊活成功者の言葉に疲れてしまった人へ。上手くいかなかった人がここにいます。私のようにならないで欲しいから伝えたいこと。

他人に興味がない夫の忘れられない言動

こんばんは。

結婚10年、自然妊娠はすべて流産、

その後不妊治療に臨むも妊娠できなかった夏祈(なつき)です。

 

妊娠中に夫にされたことは一生忘れない、なんて言いますが、

それに似て、私にも忘れられない出来事があります。

 

 

急な手術日程で、付き添いは無理だと言い、

妻が手術になろうと動揺も心配もない様子の夫でしたが、

それでも約束通り迎えには来てくれました。

 

病院の駐車場まで。

 

『歩けるんなら、下りてきてよ』

車で待ってるから、と言うのです。

 

説得してなんとか病室まで来させましたが、

夫は、しっかり私服に着替えていました。

 

それだけなら良かったんです。

車に乗ってくるのなら、一度自宅に帰らなければならないし、

ついでに着替えるのは当たり前。

 

 

ただ後日。

手術があると聞いた上司が、早退を勧めていたことを知りました。

 

夫はそれを敢えて断っていたのです。

 

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私には理解できませんでした。

 

命に関わる手術じゃないから、医師に全幅の信頼を寄せているのか。

どんなに仕事人間でも、妻の手術にここまで無関心なことがあるか、と。

極めて低いと言っても、もしもの可能性を心配しないのか。

 

この時ばかりは『敢えて断るのはおかしい』と伝えたけれど、

結局喧嘩になったので、すんなり納得してるとも思えませんでした。

 

夫は前回の流産でも、私が寝込んでいる所を見ていないし、

今回もすっかり麻酔が切れてから到着。

 

この出来事の後も…

 

妊娠してても飛行機くらい乗れるだろ、や

初期に体調悪そうに見えなかった、等

 

当事者意識のようなものが生まれることはありませんでした。

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色々が積み重なった結果、

子供ができたとしてもワンオペ育児になるだろうなと感じ、

イライラしっぱなしで生きるくらいなら、

子供を持たずに上手に生きていこうと思い始めたところです。

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流産手術の前処置で倒れた話

こんばんは。

結婚10年、自然妊娠は2回とも流産、

不妊治療では1度も妊娠できなかった夏祈(なつき)です。

 

私が子供を諦めたのは、痛みに弱いということもありました。

流産手術の前処置である子宮頚管拡張処置で、

貧血を起こして倒れるという失態をおかしたからです。

 

私の場合は、赤ちゃんの大きさは6週前後。

流れとしては、まず子宮頚管を拡張し、

全身麻酔の上で、器具で子宮頸管を開き中身を掻き出します。

 

初めての手術でそれなりに体験談も読み漁っていました。

多くの人が、前処置に当たる子宮頚管拡張は痛くないと言っていて、

 

リラックスしていたら大丈夫!

私はそれを鵜呑みにしてしまいました。

 

それよりも、全身麻酔後の吐き気や嘔吐が怖いと思っていました。

(嘔吐が苦手じゃ、つわりも耐えられなそうですね…)

 

そして、迎えた当日。

消毒の後、ラミセルを3本挿入されました。

 

石と石をこすり合わせるような感覚でした。

ジリジリと痛みが広がって、力を抜きたくても抜けない…

身体がこわばってしまい、冷や汗が噴き出して止まりませんでした。

たったの数分が長くて長くて…。

 

最後にガーゼを詰めて前処置が終了すると、

身体が熱くて、じっとりとした汗をかいていました。

 

手術台の上で少し休んでから、看護師の手を借りて下ろしてもらい、

自分では歩けると思って数歩進んだら…目の前が真っ暗。

 

『す、すみません…貧血が・・・・』

 

立っていられず、座り込んでしまう始末。

 

看護師さんが即座に車椅子を用意してくれて、

病室まで運んでくれました。

 

 

拡張の待機時間は、痛みで体は火照るのに、

足がキンキンに冷えているように感じたり、暑かったり寒かったりと忙しい。

付き添いもいないし、看護師さんがマメに声をかけてくれましたが、

本当に、情けなくて…。

 

極端に痛みに弱い方ではないと思っていただけに、ショックでした。

 

 

このあと、

流産の辛さをバネに不妊治療へ邁進していくことになります。

 

最初はどんなことも耐えられると思っていたけれど、

治療が行き詰ってくると、こんなに痛みに弱い人間が

 

不妊治療はおろか出産に耐えられるわけない

 

治療を続ける自信すらも揺らいでいきました。

 

 

仕事を極めてきたわけでもないし、

当然いつかは産むだろうと思って正社員を手放したから、

私も母親として奮闘する友人たちの様になりたかったです。

 

そして、お腹に来てくれたふたりの子のメッセージも、

未だに読み解けていないのです…。

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日帰り流産手術当日のスケジュール

こんばんは。

結婚10年、2回の自然妊娠はどちらも流産、

不妊治療をするも1度も妊娠できなかった夏祈(なつき)です。

 

私にとって流産手術が人生初めての全身麻酔と手術でした。

流産が確定するまで夫に妊娠を告げず、勝手に手術日を決めた私は

夫に付き添ってもらうことはできませんでした。

一人で乗り越えなければと張り詰めていたけれど、心細くて。

帰る頃には手術を一人で迎えたことを心から後悔しました。

 

 

9:00~

受付・同意書の提出

病室へ移動し着替え(前処置用)

一人になりたくない思いもあって、4人部屋を選択しましたが、

やっぱり個室が良いと思います。

赤ちゃんの心音が聞こえてきたり、空腹にお昼ご飯のいい匂いは辛いです。

 

9:20~

最後のエコー

前処置

最後に『5mmくらいの赤ちゃんがいるよ』、医師が見せてくれました。

『痛くない』というクチコミが多かった前処置で、

恥ずかしく情けないことですが…苦痛で倒れました。

詳細、後日記事にします。

 

9:45~

子宮頚管拡張の待機時間

 ただただ寝て過ごした5時間。

トイレには行っていいことになっていましたが、立つ元気も出ませんでした。

 

14:45~

着替え(本処置用)

本処置

前処置は下半身だけの着替えでしたが、本処置は全身です。

ショーツ1枚に手術着、頭にキャップを被ります。

麻酔は効きやすいタイプだったようで、悪夢も見ませんでした。

ただ気持ちよく眠っている間に、全て終わりました。

 

15:10(朧げに見た気がする時刻)

看護師の目の届きやすい場所で休む

病室に戻されて、また寝こける

終わりましたよーと起こされても、身体は重くてめまいがしました。

看護師さんにされるがままベッドに転がされて、またぐっすり。

 

16:00すぎ

回復後、軽食

医師とお話、薬の服用について説明

ふらつかずにトイレに行けたら、回復と認定されました。 

普段生理痛があまりない私には、ちょっと下腹部が痛いかなという程度。

子宮収縮剤と感染予防の抗生物質が処方されました。

 

17:00頃

夫が迎えに来て退院

ここでもひと悶着。

後日記事にまとめますが、夫の人となりが分かった出来事でした。

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流産手術の準備と合併症のこと

こんばんは。

2回の自然妊娠はどちらも流産、

不妊治療では妊娠すらできなかった夏祈(なつき)です。

 

今日から私が体験した流産手術についてお話していきます。

 

まず手術当日の注意事項。

  1. 朝から必ず絶食、飲水は昼までただし牛乳・ジュースは禁止
  2. 化粧・マニキュア・ペティキュア禁止
  3. 車・バイクを自ら運転しての来院禁止

日帰りで全身麻酔を行うため、自身で運転して帰るのはNG。

したがって付き添いは無くてもいいけれど、迎えは必須というルールでした。

 

持ち物としては印鑑、保険証、診察券、同意承諾書類の他、

生理用ナプキン2・3枚、生理用ショーツ1枚。

手術着の下に何も身に着けず本処置を迎えるので、

事前に看護師に預けて、術後履かせてもらう流れでした。

 

 

次に、手術の合併症について。

基本的にない、とはいえ結構怖いことが書いてあります。

 

特に説明があったポイントは以下の4点。

 

内容遺残

…少量の内容物や血液残存により腹痛や発熱が出る可能性がある

子宮穿孔

…器具によって子宮壁に穿孔を起こす可能性がある

感染

…ばい菌が入り発熱を起こす可能性がある(抗生物質により予防)

子宮収縮不全

…収縮が悪く出血が続く場合は、再度頚管拡張し排出させる可能性がある

 

以上に同意しないと手術できなくなりますが、

当時は手術に種類があることさえ知らず、

調べることもなく手術に踏み切ってしまいました。

 

私が受けたのは器具で内容物を掻き出すソウハ手術でしたが、

その他に吸引法などがあるようです。

また、現在は手動吸引法ができる病院もあるようです。

吸引法は吸引法でもさらに子宮に優しく、穿孔する心配もまずないみたいです。

 

私の場合、流産手術自体は成功、合併症も起こらず済みました。

ただ、数年後に…子宮壁の凹みが見つかりました。

 

不妊治療の一環で受けた子宮鏡検査、1回目は異常なし。

2回目の時、素人目にも分かる凹みがありました。

 

1回目は無かった様に思うけれど、見落としたのか…

不妊治療の過程でついてしまったものなのか、

はたまた流産手術が原因だったのか…もう知る術はありません。

 

でも、結果的に流産手術後は妊娠しませんでした

 

自然妊娠しているから、一般不妊治療で十分可能性がある!

そんな風に言われて期待もあったけれど、治療は長引いて…。

金銭面で体外受精を断念し、受けた腹腔鏡手術。

その術前の子宮鏡検査で見つかった…原因不明の子宮の凹み。

 

基本は着床しない場所だから問題ないという診断でした。

 

子なし人生になるかも、と考えた時、

傷あり子宮は子供への未練を断ち切る手助けにもなりました。

仕方ないよね、って思いやすくなりました。

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けい留流産が確定した時、自然排出を待っても良かったと思うのは、

 

きてくれた子と少しでも長く一緒に居ればよかった…

そこに意思はなくても、出たいタイミングを待ってあげればよかった…

 

そんな思いがあるからです。

 

さらには、

妊娠できるはずの子宮を手術や治療で傷つけたのかもしれない…

その可能性がゼロではないから。

 

同意したのは自分であり、手術が避けられないこともある…

でも、積極的に手術を選んだのは間違いだったなと感じるから。

 

夫はいつも言っていました、妊娠は運だ、と。

 

自然に任せるというのも正しかったんだと思い、

もう高度な治療はしなくていいやと思うようになりました。

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人は変えられない、変えられるのは自分だけ

こんばんは。

結婚10年、自然妊娠はすべて流産に終わり、

不妊治療では1度も妊娠できなかった夏祈(なつき)です。

 

妊娠検査薬で陽性を見てから約1ヶ月後、

私は流産手術を受けました。

 

胎嚢は大きくならず、心拍も確認できず流産が確定して、

自然排出を待たずに日を決めて手術を予約しました。

 

手術は日帰りだけれど、全身麻酔のため帰りの迎えは必須

 

妊娠判明を流産確定するまで夫に告げなかった私は、

妊娠と流産と手術のことを、一度に言うことになりました。

 

少しだけ、夫の反応に期待していました。

 

子供ができたら変わるとか、

産まれたら変わるとか、そんな心境と同じ。

 

手術になったら心配してくれるんじゃないか…。

 

でも、この頃も夫は仕事人間。

特別心配する素振りもなく『迎えに行けばいいのね』と、あっさり。

都内近郊への出張があるらしく、朝からの付き添いは無理だと。

 

思いやりの無さにがっかりしつつも、

自分で何とかしなくちゃ…と思い詰めていました。

 

人は変えられない、変えられるのは自分だけ。

 

この時に痛感しました。

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そして思い詰めた結果、 

私は個室を選ばず、4人部屋を選択しました。 

 

大体の人が個室を選んでいるそうです。

妊婦さんと同室で過ごすなんて、普通は避けたくなるでしょう。

 

予約の時も、手術日当日も、

看護師さんが何度も何度も確認し、尋ね、心配してくれました。

 

でも、4人部屋でお願いします、と言い切りました。

 

なんだか、ひとりになりたくない気持ちでした…。

 

 

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2度目の流産の過程

こんばんは。

2回も自然妊娠したのに流産、

不妊治療では全く結果がでなかった夏祈(なつき)です。

今年で結婚丸10年になります。

 

今日は2回目の流産の過程についてお話しします。

 

2回目の妊娠が分かった時には、私は既に31歳になっていました。

 

30歳までに産み終えていたい・・・そんな願望は崩れ去り、

夫が35歳私が33歳までに・・・と変わっていました。

(後々私が35歳までに引き上げるものの…結果ご覧の通り)

 

 

妊娠した周期は、22日目と29日目にタイミングを取っていました。

稀発月経のため、排卵日は常に20日目以降です。

 

51日目

妊娠検査薬陽性(1回目)

前回が早すぎたこともあってもう少し待とうと判断

 

54日目

妊娠検査薬陽性(2回目)

さすがに2回も流産しないだろうと楽観視

驚かせようと妊娠を夫に告げずに過ごす(阿呆としか言えない)

 

57日目

産婦人科初診

問診票記入

尿検査

経膣エコー

診察

11mmの胎嚢確認、2週間後に再診予約

 

71日目

産婦人科2回目

経膣エコー

診察

23mmの胎嚢確認

赤ちゃんの影か卵黄嚢らしきものは見えるが、心拍確認できず

 

78日目(流産確定)

産婦人科3回目

経膣エコー

診察

採血

前回から成長なく、自然排出または手術の選択肢

私は手術に即決し説明を受け予約

 

83日目

子宮内容物除去術(流産手術)

(当日の流れは後日まとめて記事にします)

 

85日目

子宮収縮確認

経膣エコー

診察

基本的には手術の翌日らしいですが休診のために翌々日に

 

99日目

術後検診

経膣エコー

診察

この日をもって、通常の性生活に戻る許可が出る

ただし、子作りは1度生理を待ってからとのこと

 

 

以上が、私が経験した流産の流れです。

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身体に優しいのは自然に排出を待つことです。

私は昼間のランチタイムのみ働いているパートだったため、

手術を回避することも不可能ではありませんでした。

 

職場で大出血…は困りますけど、なんとかできた様に思います。

 

病院の方針もあるかもしれませんが、今になって思うのは、

自然に出てくるまで待ってあげればよかったな、です。

 

どうしても排出されない時の最終手段が手術、

そう考えればよかった思っています。

 

流産について・・・

kodomo-inai.hateblo.jp

 

前回の流産過程について・・・

kodomo-inai.hateblo.jp

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週5仕事の面接に行く

こんばんは。夏祈です。

 

今日は簡易投稿。

 

いつまでも無職ではいられない。

苦痛や苦労がないことが、

平坦なことが、

幸せとは限らない。

 

赤ちゃんを授かりたくて、

ストレス軽減を第一に生きてきたことも

ここで終わり。

 

この様なご時世で

どうなるかは分からないけど。

 

私は今、生きることにも中途半端。

 

パソコンも悲鳴を上げていて、

アプデで再び画面が暗くなってしまった。

(だから記事を書くのが億劫に…)

多分、グラフィックドライバーのせい…

本体も古いので、限界だと思う。

 

パソコンひとつ、買えない人生は楽しくない。

自分で決められる人生にしたい。