レス気味。という勝手な思い込み
こんばんは。
自然妊娠は2回連続で流産となり、始めた不妊治療は上手くいかず、
コロナの後押しで子なし人生に決めた夏祈(なつき)です。
今年で結婚10年になります。
これまでの大雑把な流れはこちらにまとめています。
2度目の流産で、不育症というものを知り、治療への一歩を踏み出しました。
不育症は検査しても原因が分からないことが7割、
原因が判明したとしても治療する方法がないリスク因子も存在します。
そして不育症の検査における基準値の判断が医師によって異なったり、
また日々研究が進むことで見解が変わっています。
このブログで書いている情報は当時の情報ですので、その点ご了承ください。
流産手術の後、私は夫にお願いしました。
『1年でいいから、不妊治療をさせてほしい』
私の頭の中は、もうこんな思いはしたくない、絶対妊娠する!
この時は妊娠がゴールで、もうそれしか見えていない状態でした。
とにかく、この絶望的な状況から抜け出したい!
夫は不妊治療に反対していたので、説得しようと必死でした。
2回連続の流産がどれだけ可能性が低いことか、
不育症の可能性があるからリスク因子を探した方が良いと思うとか、
人工授精なら1回2万円とかだから、私がお金を出すから、とか。
夫は渋々応じ、流産手術から2ヶ月後2016年冬、
私は不育症検査ができる不妊治療クリニックを訪れました。
まず一歩を踏み出せた…。
その安堵から、ある種の達成感も味わってしまい、
そしてこの時は…不育症のことも不妊症のことも、
まだ真剣にとらえ切れていなかったと思います。
甘かった。
友人たちからの妊娠・出産報告が次から次へと聞こえてくる年齢。
妊娠も出産も、子が成長していくことも・・・
それがどんなに奇跡的なことなのか、全く理解していなかったんです。
ずっとレス気味で、タイミングが合わなかっただけ。
それに自然妊娠もしているから、
タイミングさえ合えば妊娠できると都合よく考えていました。
私にとっては、成功が見えてくるような…希望に満ち溢れた通院開始でした。
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