妊活『失敗』談

妊活成功者の言葉に疲れてしまった人へ。上手くいかなかった人がここにいます。私のようにならないで欲しいから伝えたいこと。

不妊治療開始に立ちはだかった壁

こんばんは。

結婚10年、自然妊娠はすべて流産、

妊活も失敗し、子なし人生に舵を切った夏祈(なつき)です。

 

私が不妊治療を始めたのは、結婚6年近く経ってからでした。

その間、2回の自然妊娠があって、2回目は手術でした。

もっと早く不妊治療を始めていたら、違う結果を掴めていたかもしれない。

 

でも、夫はずっと不妊治療に反対しました。

 

 

最初の流産は、避妊を止めてちょうど2年経過した時。

夫と約束していた、2年。

 

流産後は妊娠しやすいという噂を聞きつけて、

生理不順かつ稀発月経を理由にタイミング療法を始めたい、と夫に相談しました。

 

でも、『2年以内に妊娠したんだから治療の必要はないだろ』と。

 

次の妊娠も自然に任せていたら、また何年も妊娠しないのでは?

と、怖くなりました(事実、次の妊娠はまた2年後)。

 

でも、治療費は誰が出すんだと言われてしまうと、

収入の少ない自分には何も言えませんでした。

 

さらには、『子供は特別欲しいと思っていない』と。

  

この言葉を言われたときの衝撃は忘れられません。

鉛のように重たい何かが心の底に沈んで、今も小さく影を落としています。

 

あんなに子供が大好きで、家族計画を憚ることなく話していた人が、

仕事がとても忙しくて、子供への気持ちを失っていました。

そして、

流産で性欲モンスター化した妻を冷めた目で見ている…

本当に最悪な状態でした。

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結局、2年後に2度目の流産で手術したあと、

不育症の検査がしたい、もうこんな思いはしたくない!1年だけでいいから、

と懇願するまで、不妊治療を始めることはありませんでした。

 

 

この頃にシリンジ法とか知っていたら良かったな…

 

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