LGBTQを知っていたら楽だったのに
こんばんは。
女性と付き合って苦しくなって逃げて、
男性と結婚して10年、妊活に失敗した夏祈(なつき)です。
未だに本題の妊活話ができていませんが、
自分のルーツ辿りにもう暫くお付き合いください。
私にとって、中学時代に出会った友人との時間は本当に濃密でした。
あの頃は今のようにネットで繋がるなんてできないし、
ポケモンの交換だ対戦だって、
ゲーム機をケーブルで繋いで面と向かってやるしかなくて…
彼女の家にしょっちゅうお邪魔して遊んだ。
私の知らないことをいっぱい知っていて、
いつもドキドキわくわくして過ごすことができた。
彼女は私よりずっと勉強ができて、
音楽も幼い頃から始めていて素養も段違い。
今思えば、憧れという名の恋心だったのかもしれないが、
この頃は”好き”の意味も知らない。
今でこそLGBTQについて、割とオープンな世界になったけれど、
当時は同性愛はタブーという風潮だったと思う。
後々ひょんなことから女性と付き合うことになるけれど、
その事実をカミングアウトしたのも、彼女(と夫になった彼)だけ。
それも、同性愛という事実が自分自身のキャパを越えてしまっただけの事。
彼女はただ、溢れてしまった私の感情を拾ってくれて、
縁を切ることなく、友人として居続けてくれた。
本当に大切な人です。
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