妊活『失敗』談

妊活成功者の言葉に疲れてしまった人へ。上手くいかなかった人がここにいます。私のようにならないで欲しいから伝えたいこと。

生きてるだけでいいと言われても

こんばんは。

自然妊娠はすべて流産、妊活も失敗した夏祈(なつき)です。

 

義母とは交際時から会い、私としては仲良くできていると思っていました。

それが変わってしまったのは、親から子への無償の愛を見せられたとき。

 

2回目の流産の後、夫に懇願して始めた不妊治療1年目。

10か月かけても人工授精3回だけで辛かった時。

 

義母からも不妊治療を反対されました。

 

長男の嫁だから、なんて言うつもりもないけれど、

流産2回経験して、結婚5年が経つ頃…

子供はー?なんていう悪気無い質問とか、

周囲の年賀状に増える子供の写真に傷ついていて。

 

そんな時に、生きているだけで充分なのよ、言われても…、

はい、そうですね!と素直には思えませんでした。

 

 

それから3年。

既に義母と2年近く会話をしていません。

 

LINEでの連絡すらしにくくなってしまいました。

見せる孫もいないし、コロナ禍で罪悪感が薄れている面は有難い状況です。

 

 

時折、夫には休日の夜に電話がかかってきます。

 

あえて夜なのも気になるところですが、

義母としては声が聞きたいだけだとは思います。

 

でも、夫は理由なく電話をかけてくることが嫌なようで、苛立ちを隠さず。

 

私は会話を聞かないよう席を外しますが、

漏れ聞こえてくる…『変わりはないの?』という言葉。

 

お酒でも飲んでいて酔っているのでしょうか、何度も、何度も…。

夫が変わりないと答えても、何度も何度も…。

 

私には、暗に『そろそろ孫は?』にしか聞こえませんでした。

これも不妊様・不妊脳なのかな…(苦笑)

 

ここ数年で変わったことは、

義母の傍にいた義妹一家が引っ越し、地元を出ていってしまった事。

直線距離でも1000km以上離れた場所へ、

内孫同然で可愛がっていた子供たちが離れてしまった寂しさかもしれません。

 

 

”子供が欲しい”は贅沢な悩みなのかもしれない。

 

”生きてるだけでいい” 

 

今、少しずつ、そう思えるようになってきたところです。

 

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子なし人生を歩むことになって読んだ本。

 

子供が産めない人生の事、

子育てをしないなら何をするのか、

答えを探していて…辿り着いたマダネプロジェクト。

www.madane.jp

こちらで紹介されていて、読んでみました。

 

産んで一人前っていう世の中の風潮は根強いけれど、

産まないからダメってワケじゃない…。

そっと背中を押してくれるような本でした。

 

久しぶりに訪れたら、新しい本も。

こちらも購入予定です。

周りは皆、子育てに邁進中で、誰にも聞けないから。

こういう本を読むと、気持ちの整理に繋がります。

 

写真素材はフリー写真素材ぱくたそ様を利用しております