妊活『失敗』談

妊活成功者の言葉に疲れてしまった人へ。上手くいかなかった人がここにいます。私のようにならないで欲しいから伝えたいこと。

不運の連鎖、始まりの卵管造影

こんばんは。

結婚10年、自然妊娠は流産が続き、不妊治療も上手くいかず諦め、

子なしで生きることになった夏祈(なつき)です。

 

前回の続きです)

検査着に着替えて40分待たされ、

金属製の真っ平なベッドの上で開脚させられ、

予定していた検査ができないと言われて、

緊張しっぱなしのまま、子宮鏡検査は粛々と行われました。

 

生理食塩水で子宮を充満させると生理痛のような痛みが広がり、

つい、『痛っ』と口に出てしまいましたが、

医師と一緒にモニター確認をできるくらいの余裕はありました。

 

子宮鏡検査は子宮も卵管の入り口もキレイで問題なしでした。

素人目に見ていてもただ肌色が広がっていて気になるものはありませんでした。

 

終了後、着替えてから診察室で子宮鏡で問題が見当たらなかったことと

卵管造影検査ができなかった理由を聞きました。

 

理由は、2週連続で測定してしまった

TSHが高値を叩き出していたからです。

 

経過観察で良いでしょうと言っていた2.72から3.39。

 

油性の造影剤にはヨードが含まれていて甲状腺に影響するため、

甲状腺ホルモンの安定化を図ってから造影検査をするべき、

と判断されてしまったのです…。

 

内分泌科を紹介されて、精密検査を受けるように言われてしまいました。

 

先の話からしますと、内分泌科での再検査では1.90、

この値が自力で出せるなら甲状腺の病気ではないという診断でした。

 

結局、無治療のまま卵管造影検査を受けたのです…。

その後、造影剤による上昇が見られてからは、チラーヂンという薬を服用、

2.5以下をキープする日々が3年以上続いていきます。

 

不妊治療を辞め、コロナの自粛期間に薬が切れましたが、

すっかり薬が抜けても2.79。

 

甲状腺専門医からは妊娠したら心拍確認後に再検査しよう、

薬を飲み続けるかは自由でいいよ、と言われました。

 

たまたま3.39が出てしまった、

2週連続で測定しなければ防げたかもしれない…不運でした。

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それに、子宮鏡検査も本来は普通の内診台で受ける検査だったと知りました。

 

内診台で気分が悪くなった方がいて内診台が使えなくなり、

私は手術台で検査をすることになってしまったというのです。

 

40分も待って、冷たい金属製の真っ平な台の上に寝かされたんだ…と。

 

この時から既に自分のタイミングの悪さが滲み出ているような気がします。

 

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