子供を心から望んでいなかったこと
こんばんは。
結婚10年、自然妊娠はすべて流産、
妊活も上手くいかなかった夏祈(なつき)です。
流産後の生活は淡々と過ぎていきました。
当時の住まいは2DKで周囲は子供のいる家庭も多く、
初夏で、子供の泣き叫ぶ声・足音が聞こえてくることも多々。
1日中眠かったり、胃が痛かったり、お腹を壊したり、
無性に悲しくなったり、自由で幸せー!とハイテンションだったり、
しばらくは感情が乱高下する日々でした。
妊娠超初期で出てきてしまった赤ちゃんを見たわけでもないのに、
ダメージを受けている自分が情けないと感じていました。
夫に至っては実感もなかったでしょうし、悲しむそぶりも見せませんでした。
腹痛で寝込んでいた間には帰ってこず、翌朝も早く出ていったので、
生理が重かったくらいにしか思われなかったと思います。
妊娠を伝えた日のプリクラに、夫は『未来の子供』と書き入れていました。
男性は生まれてからじゃないと父性は育たないことを体感しました。
それに、今お腹にいる子に向かって、未来なんて・・・
私はもう授かれないと悟り始めて、振り返った時に気付きました。
どうしてこの時すぐに、
夫を叱れなかったのか、怒れなかったのか…反省しました。
両親そろって存在を認めないかのようで。
ひとり目の子になんてひどい仕打ちをしたんだ、と申し訳なくなりました。
私は、心から子供を望んでいなかったんだ。
母親になるべき人間じゃないんだ。
授からなくて当然だ…。
遅すぎる後悔でした。
悲しみから逃れたくて読んだ本
自分を癒すことしか考えてなかったのかもしれない
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