妊活『失敗』談

妊活成功者の言葉に疲れてしまった人へ。上手くいかなかった人がここにいます。私のようにならないで欲しいから伝えたいこと。

妊娠への強い興味が強い恐怖へ

こんばんは。

結婚10年、妊活に失敗した夏祈(なつき)です。

 

流産と不妊に悩み続けた結婚生活ですが、

私は結婚当初、子供はすぐに欲しくないと思っていました。

 

子供があまり得意ではなかったし、

根本となる妊娠・出産への恐怖心があったからです。

 

今日は、母親を見ていて強い憧れを持った妊娠が、

恐怖へと変わっていったその経緯について振り返ります。

 

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私には生まれてすぐ亡くなった妹と、年の離れた弟がいます。

 

死産などに苦しんだ両親にとって

待望の2人目(弟)ができたのは小学校に上がる頃でした。

 

その間に妹の死産があったはずなのですが、

私には妹を妊娠していた母というのは、記憶がありません。

 

ただ、母の変化を真似て、お人形のお腹に詰め物をして、

妊娠ごっこを繰り広げていたのを覚えています。

 

この頃はまだ、

赤ちゃんができるって凄い、そんな純粋な思いでした。

 

 

印象に残っているのは、一度だけ見た妹の命名書。

 

『誰?』と悪気無く聞いた時、

母から『妹がいたんだよ』と聞いたような気がします。

 

 

私の父は教師でした。

 

小学生の夏休みは、冷房の効いた父の部屋で宿題。

父の部屋は一面本棚で、たくさんの本がありました。

 

中には性教育の本もあって、

私は密かに妊娠や出産について興味が湧いて、

男性と女性の違いや役割などを知っていきました。

 

そして・・・

過去の、変質者からの電話の真意についても考えが及び…

 

妊娠させる側の男性に対する、

不快感のような…嫌悪感のような…

 

”何とも言えないもの”が心の中でくすぶるようになりました。

 

 

そして、出産に伴う”痛み”という言葉で呼び起こされたのは、

 

陣痛に苦しむ母親に、病院まで付き添った記憶。

 

それと男性へ抱いたダークな感情が相まってしまったのです。

 

出産も…

妊娠も…

それを引き起こす男性も…

 

全てに恐れを感じるようになっていきました。

 

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